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帆を張るやうに胸を張れ

同性愛者のサラリーマンのblog

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春未だ来。

昨年の秋から色々な事が有りまして。
blogやTwitterをほつたらかしにしていたら、いつの間にか、春がそこまで来ていました。

実は、翼との旅行の後から、何度も大きな喧嘩をしました。
それも、翼が俺との同居を決心してくれてからです。

以前から翼は、俺との同居に大きな不安を訴えていました。俺はそれに、ただ、大丈夫だと応えていました。
それが良くなかったんです。
大丈夫としか言わない俺を、翼は話を聞いてくれない、不安を分かち合えないと言いました。
信用出来ないとも言われました。

思わず、翼を一人で置いたまま、部屋を飛び出した事も有りました。
直ぐに戻りましたけど。

翼との事だけではなく、職場でも、役職が変わって業務の内容が変わったり、信頼していた部下が複雑な理由で退職したりと云う事が有りました。
ゴタゴタしたまま年を越し、まだ、松が取れるか取れないかの内に、母の弟、つまり、俺の叔父が亡くなりました。
叔父は離婚していて子供も無く、身内の送迎から宿の手配まで、俺が会社を休んで手伝いました。

母はずっと泣いていました。自分よりも若い叔父が亡くなった事を、順番が違うじゃないかと言って。
あんな母は初めて見ました。

そんな時、俺が縋ったのは、やはり翼でした。叔父の通夜の前に、俺は実家を抜け出して、翼を抱きました。翼には不謹慎だと言われましたし、自分でも叔父には申し訳ないと思いましたけれど、そうする事でしか、俺は自分を保つ事が出来ませんでした。
翼は無理に俺を励ます事はせず、ただ、寄り添ってくれました。それがとても有り難かった。翼の言う、不安を分かち合うと云う事が、少し判った気がしました。

亡くなった後も、今度は遺産の事で面倒な事が有りました。それはもう解決したので良いのですけれど。

4月から朋也の勤務地が変わるので、朋也は独身寮に入る事になりました。それと入れ替わりに翼との同居が始まります。
朋也の事でも、ちょっと、いえ、大変な事が有りました。
俺達の事を、朋也に話しました。翼との同居の事を切り出した時、朋也の方から本当の事を話して欲しいと言われました。
俺は勿論、翼も、朋也へのカミングアウトはしないと決めていました。お互いのカミングアウトが、お互いのアウティングになりかねないからです。
もしかしたら、判っているかもしれないと思った事も有りましたけど、打ち明けるには大き過ぎる秘密でした。
でも、朋也は、俺が思っていたよりも、ずっと、大人になっていました。俺に恋人が居る事、独りではない事を、とても喜んでくれました。
ゲイや同性愛に理解が有ると云う事とは別だし、全く嫌悪感が無い訳ではないとも言われましたけれど、朋也は俺達を祝福すると言ってくれました。

大変な事と同じくらい、嬉しい事も有りましたけれど、今の俺はストレスでボロボロの様です。とにかく、風邪の治りが遅くて参ります。医者に言わせれば、次々に新しい風邪を貰っているらしいのですけれど。
楽しい事が思い出せず、一時は鬱も疑いました。
口に出して、疲れたと言う事も増えました。

でも、それも良いかと思うんです。
俺が弱ってるのを見るのが嬉しいと言う人と、俺はこれから暮らして行くのだから。

心配して下さった方、申し訳ありませんでした。そして、ありがとうございます。
翼の相談に乗って下さった貴女にも、御礼を申し上げます。

春が来ます。









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