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帆を張るやうに胸を張れ

同性愛者のサラリーマンのblog

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障碍者は迷惑か。

乙武さんと例の銀座のイタリアンの店は、和解したそうだ。

普通の、と云う言い方を敢えてするけど、この世の中は普通の人を基準に造られている。最初から様々な障碍を考慮して設計、デザインが成されているなら別だけど、大抵の建物や店は、普通の人が使い易く造ってある。
だから、わざわざ“バリアフリー”なんて言葉や方法があるんだよね。

乙武さんは知的にも情緒にも全く問題が無い。
不自由なのは肉体だけ。
その乙武さんのツイートがあれだ。

「残念だ。」と云う気持ちに、もしも、ほんの少しでも他意が有ったとしたら、人間性に問題が有ると云う事になるんじゃないかな。

単なる意地悪。

以前にも妊婦が居酒屋に入店拒否された話が有ったけど、店の経営者に拒否する権利が無いのも可笑しな気がする。客を選ぶって、そんなに良くない事かな。此方だって店を選ぶのに。
弱者だから差別を受けると云う問題だけじゃないと思う。

乙武さんも、銀座のイタリアンの店も、周りで騒いでいる人達も、先ずは誰の問題なのかを考えるべきじゃないかな。

“私憤”と“公憤”は区別するべきだと思う。
  1. 障碍の事
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障碍者の家族になると云ふ事。

翼と電車に乗つてゐる時に、一人の中年の女性が同じ車輌に乗り込んで来た。
小柄で痩せ型なせいなのか、少し暗い感じのする人で、体調が良くないやうにも見えた。
翼が立ち上がつて席を譲ると、その女性はハッとしたやうな顔で翼を見た。そして翼と俺に礼を言つて、静かに座席に座つた。

二駅乗つて、俺達は女性に会釈をしてから電車を降りた。そして駅を出ようとした時、ふいに後ろから呼び止められた。

「すみません!あの、すみません。」

振り返るとあの女性が立つてゐる。

「どうしました?」

俺はさう声を掛けてから、黙つたままの女性を駅の外へ連れ出した。

「なんでせうか。」

俺は出来るだけ優しく問ひ掛けた。翼も心配さうに覗き込んでゐる。
女性はまた、すみませんと言つてから話し出した。

先日、女性の孫にあたる女の子の耳が、よく聞こへてゐない事が判り、もしかしたら、この先全く聞こへなくなるかもしれないのだと言ふ。
自分の孫が障碍者になつてしまふと云ふ事が納得出来ず、孫の母親である息子の嫁や、慰めてくれた友人にも当たり散らしてしまつたらしい。

「失礼ですけど、あなた、耳が…」

女性は翼と俺を半々に見ながら恐る恐ると云ふ感じで話し掛けた。
翼がにつこりとして頷くと驚いたやうな顔をしたので、彼は唇を読んでゐるんですと教へた。それから、仕事をしてゐる事、カナダにゐた事も話した。

「女の子ですか。可愛いでせうね。」

「はい、とても…」

女性は暫し目を閉じた。そして目を開けると、今度は真つ直ぐに翼と向かひ合つた。

「席を譲つてくれて、ありがたう。」

翼が笑顔で応へると、女性は俺にも丁寧に頭を下げてからかう言つた。

「これから孫に会ひに行くんです。駅に着いたら孫の大好きなケーキ屋さんでケーキを買つて。」

女性の背中を見送りながら、俺は心の中で女性に向かつて頑張れと声を掛けた。

これから辛い事や大変な事は、きつと山程やつて来る。
でも、敵になるのも味方になるのも、結局は自分なのだ。

「優しさうなお祖母ちやんだつたね。」

ノートにはさう書かれてゐたけれど、翼の表情は不安さうだつた。
  1. 障碍の事
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遺伝子。

自閉症やアスペルガー症候群は障碍だけれど、優性遺伝なのではないだろうか。
確かに、普段の生活に於いては困る事も多いけれど、その特徴とも言える能力は、健常者と比べても決して劣ってはいない。
外見もそうだ。すらりと背が高く、美男美女も多い気がする。

何よりも長い年月の間に、淘汰されずに存在し続けている。
自閉症者同士が結婚して子供を作る事は極めて少ないにも拘わらず、自閉症もアスペルガー症候群も一向に無くならない。

天才と言われる人や、日本の伝統芸能の重鎮にも、自閉症やアスペルガー症候群の要素を持つ人が多い。

つまり、自閉症やアスペルガー症候群と云う物は、人類にとって、必要な物なのではないのだろうか。

必要だから存在しているのではないだろうか。

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災害時に於ける障碍者支援。4

肢体不自由者の場合、避難にも移動にも困難が伴います。エレベーターが止まってしまったり、足元が不安定な場合は手を貸してあげて下さい。また、避難所等の人が多い場所では、トイレにゆくのも困難な場合があります。

本人の移動だけではなく、車椅子や医療機器、それ等のバッテリー等、重くて本人や家族の力だけでは運べない事が有ります。また、それ等の操作に手が必要な場合も有ります。
特別な技術が無くても本人や家族に教われば出来る事も有るので、困っている事は無いか声を掛けて、手を貸してあげて下さい。


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災害時に於ける障碍者支援。3

視覚障碍者の場合は、視覚による情報を受け取る事が難しいので、先ず、何か困っている事はありませんかと声を掛けてあげて下さい。
誘導する場合は本人の斜め前に立ち、肩や肘に掴まって貰って誘導します。
絶対に引っ張ったり、押したりしてはいけません。足元によく気を付けてあげて下さい。方向を伝える時は時計の文字盤をイメージして、短針の位置で伝えて下さい。


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