能ある鷹は爪も綺麗。
仕事上の付き合ひで慶弔金を出す場合、熨斗袋を総務で貰ふんだけど、表書きは自分で書く。
字に自信が無い人は総務に頼んだりするんだけど、自分の部下に頼む人もゐる。
先日の事、他の課のオッサンが、表書きを誰かに頼まうとしてたんだけど、生憎、いつも頼んでゐる部下は休み。そこである女の子が、私がやりませうかと申し出た。
処がオッサンは、その女の子を見るなり、
「大事な所へ持つて行くんだから、女の子のキャピキャピしたやうな字ぢやあ駄目なんだよ。」
と云ふやうな事を言ひました。
書いて貰へば良いのに。俺はさう思ひながらも、黙つてその場を離れました。
オッサンの態度から顔つき、言葉も口調も本当に厭らしくて、ムカついたから。
その女の子はね、お習字教室の娘さんなんだよ。硬筆も毛筆も段持ち。自分の部下なのに知らないのかよ。
教へてやらないようだ。
字に自信が無い人は総務に頼んだりするんだけど、自分の部下に頼む人もゐる。
先日の事、他の課のオッサンが、表書きを誰かに頼まうとしてたんだけど、生憎、いつも頼んでゐる部下は休み。そこである女の子が、私がやりませうかと申し出た。
処がオッサンは、その女の子を見るなり、
「大事な所へ持つて行くんだから、女の子のキャピキャピしたやうな字ぢやあ駄目なんだよ。」
と云ふやうな事を言ひました。
書いて貰へば良いのに。俺はさう思ひながらも、黙つてその場を離れました。
オッサンの態度から顔つき、言葉も口調も本当に厭らしくて、ムカついたから。
その女の子はね、お習字教室の娘さんなんだよ。硬筆も毛筆も段持ち。自分の部下なのに知らないのかよ。
教へてやらないようだ。
爺さんや。
風邪をひいてしまつて、それがなかなか治り切らず、拗らせる前に医者に行かなけれあと思ひつつ、毎日、市販の風邪薬を服用してをります。
規則正しい生活をしてゐる俺は、毎回、風邪薬を飲む時、ほぼ同じ場所、同じ時間、同じシチュエーションで飲む事になる訳ですけれど、毎回毎回同じだと、ふとした瞬間に、飲んだかどうか忘れてしまふ事が有ります。
しかも、持参してゐるのは市販薬の瓶です。処方薬のやうに、数から推定する事が出来ません。
つふか、有るよね。有るよね、そのくらゐ、みんなさ。
それがさ、A沢の前で、
「俺、昼の薬飲んだつけなあ。」
つて言つたら、
「あらあら、お爺ちやんは。」
つて言ふんだよ。オッサン達はにやにやしてるしさ、女の子達はクスクス笑ふしさ。
まあ、A沢だからさ、いいんだけどさ、別に。
それよりさ、社内の見廻りに出た俺を、
「うちの徘徊老人知らない?」
つて捜すの、止めて下さい(´・ω・`)
規則正しい生活をしてゐる俺は、毎回、風邪薬を飲む時、ほぼ同じ場所、同じ時間、同じシチュエーションで飲む事になる訳ですけれど、毎回毎回同じだと、ふとした瞬間に、飲んだかどうか忘れてしまふ事が有ります。
しかも、持参してゐるのは市販薬の瓶です。処方薬のやうに、数から推定する事が出来ません。
つふか、有るよね。有るよね、そのくらゐ、みんなさ。
それがさ、A沢の前で、
「俺、昼の薬飲んだつけなあ。」
つて言つたら、
「あらあら、お爺ちやんは。」
つて言ふんだよ。オッサン達はにやにやしてるしさ、女の子達はクスクス笑ふしさ。
まあ、A沢だからさ、いいんだけどさ、別に。
それよりさ、社内の見廻りに出た俺を、
「うちの徘徊老人知らない?」
つて捜すの、止めて下さい(´・ω・`)
勉強になりました。
先日、取引先がキャンペーンとかで、あちらの営業マンがキャンギャル(コンパニオン?)を二人連れて挨拶にやつて来ました。
さすがと言はうか、やつぱりと言はうか、二人ともスタイル抜群で、片方はロングヘアー、もう片方はショートヘアーのよく似合ふ美人さんでした。
そしてミニスカート。
ここは一つ、ノンケアピールでもと思ひ、
「足長いなあ…とか言つて、足ばかり見てすみません。セクハラですね。」
なんて言ひつつ逃げやうとしたら、
「そんな事ないですよー♪」
「寧ろ見て下さい♪」
と笑顔のお嬢さん達。
営業マンも、
「見られてナンボですからね。」
たしかに、何ら恥じる事の無い、それは見事な足です。
でも、さう言はれて「それでは…」なんて、じろじろ見たり出来ないでせうが。
こんな時、ノンケ(異性愛者の男性。)だつたら何て言ふんだらう。
アピールしようなんて、余計な事をしなければ良かつた。
そんな事を考へてゐたら、通りかかつた同僚が、
「いやあ、両手に花だねえ。」
と声を掛けてきた。更に、羨ましいなあと言ひつつ、営業マンの横に立ち、大袈裟な身振りで女の子達を眺める。
営業マンは仕事ですよと苦笑ひをし、女の子達は、ありがたうございます、よろしくお願いしますと、にこにこしてゐる。
それを見て俺は思つた。ノンケとかゲイとか、考へたからいけなかつたのではないのかなあと。つまり、そのまま、思つたやうに誉めれば良いのではないだらうか。
俺はゲイだけど、男女問はず足が好きなのです。太過ぎず細過ぎず、減り張りが有つて真つ直ぐな、ハイヒールの似合ふ足。
そうだ。美しい物(足)は美しいと、素直な気持ちで誉めれば良いんだ。
ところが、そんな考へは、同僚の次の発言で粉々に打ち砕かれました。
「いやあ、良いおつぱいだねえ。」
((((;゜Д゜)))
余りにあからさまな発言に、さすがの女の子達も眉をしかめました。でも、凄いのはここからなのです。
「うちのワイフもおつぱい大きいんだけどね、うーん、やつぱり、歳には勝てないね。」
同僚のやや“自慢気”な物言ひに、場の空気は一気に和み、女の子達は嬉しそうな顔になりました。
この、セクハラからの妻自慢、そして、相手に勝ちを譲ると云ふ、同僚の一連の行為によつて、女の子達の気持ちも、嫌悪感⇒安心感⇒優越感と動いてゆきました。
言葉で説明するのは難しいのですけれど、この言葉の匙加減が絶妙だつたのです。
「上手いなあ。ああやつて女の子口説いてんだ?」
営業マン達が帰つた後、俺は同僚に言ひました。同僚はニヤリと笑つて答へました。
「何が。俺にはK美ちやん(奥方)のおつぱいが総てなの。」
負けました。
さすがと言はうか、やつぱりと言はうか、二人ともスタイル抜群で、片方はロングヘアー、もう片方はショートヘアーのよく似合ふ美人さんでした。
そしてミニスカート。
ここは一つ、ノンケアピールでもと思ひ、
「足長いなあ…とか言つて、足ばかり見てすみません。セクハラですね。」
なんて言ひつつ逃げやうとしたら、
「そんな事ないですよー♪」
「寧ろ見て下さい♪」
と笑顔のお嬢さん達。
営業マンも、
「見られてナンボですからね。」
たしかに、何ら恥じる事の無い、それは見事な足です。
でも、さう言はれて「それでは…」なんて、じろじろ見たり出来ないでせうが。
こんな時、ノンケ(異性愛者の男性。)だつたら何て言ふんだらう。
アピールしようなんて、余計な事をしなければ良かつた。
そんな事を考へてゐたら、通りかかつた同僚が、
「いやあ、両手に花だねえ。」
と声を掛けてきた。更に、羨ましいなあと言ひつつ、営業マンの横に立ち、大袈裟な身振りで女の子達を眺める。
営業マンは仕事ですよと苦笑ひをし、女の子達は、ありがたうございます、よろしくお願いしますと、にこにこしてゐる。
それを見て俺は思つた。ノンケとかゲイとか、考へたからいけなかつたのではないのかなあと。つまり、そのまま、思つたやうに誉めれば良いのではないだらうか。
俺はゲイだけど、男女問はず足が好きなのです。太過ぎず細過ぎず、減り張りが有つて真つ直ぐな、ハイヒールの似合ふ足。
そうだ。美しい物(足)は美しいと、素直な気持ちで誉めれば良いんだ。
ところが、そんな考へは、同僚の次の発言で粉々に打ち砕かれました。
「いやあ、良いおつぱいだねえ。」
((((;゜Д゜)))
余りにあからさまな発言に、さすがの女の子達も眉をしかめました。でも、凄いのはここからなのです。
「うちのワイフもおつぱい大きいんだけどね、うーん、やつぱり、歳には勝てないね。」
同僚のやや“自慢気”な物言ひに、場の空気は一気に和み、女の子達は嬉しそうな顔になりました。
この、セクハラからの妻自慢、そして、相手に勝ちを譲ると云ふ、同僚の一連の行為によつて、女の子達の気持ちも、嫌悪感⇒安心感⇒優越感と動いてゆきました。
言葉で説明するのは難しいのですけれど、この言葉の匙加減が絶妙だつたのです。
「上手いなあ。ああやつて女の子口説いてんだ?」
営業マン達が帰つた後、俺は同僚に言ひました。同僚はニヤリと笑つて答へました。
「何が。俺にはK美ちやん(奥方)のおつぱいが総てなの。」
負けました。