スーパー銭湯。
大きな風呂に入りたくなつて、風呂屋(発展しない方の。)へ行つてきました。
浴槽の縁に腕を乗せて、それを枕にうとうとしてゐたら「お兄さん、寝てんの?駄目だよ?」と、おぢいさんに声を掛けられた。
ちよつとうとうとしただけだと思つてゐたら、傍目にも判る程寝てゐたらしい。
涎垂らして。
ずつと前に此処に来た時に、小さな男の子が二人で走り回つてゐて危ないなあと思ひながら見てゐた事が有つた。
ジェットバスの手摺りに掴まつて潜つたり、シャワーを掛けつこしたり。
まだ若い父親は何故かそれを笑つて見てゐた。
その内に男の子達は、だんだん大胆になつて浴槽に飛び込んだりし始めて、だんだん周りの目も険しくなり始めた。
すると、小柄なおぢいさんが若い父親の傍へ行つてかう言つた。
「あのな、あの一番端のカランの所にゐる人な、紋紋しよつとらんけどな、名の有る親分さんなんよ。」
若い父親は慌てて子供達を回収して風呂から上がつていきました。
あの時のおぢいさんはお元気だらうか。
俺もそんなぢいさんになりたい。
浴槽の縁に腕を乗せて、それを枕にうとうとしてゐたら「お兄さん、寝てんの?駄目だよ?」と、おぢいさんに声を掛けられた。
ちよつとうとうとしただけだと思つてゐたら、傍目にも判る程寝てゐたらしい。
涎垂らして。
ずつと前に此処に来た時に、小さな男の子が二人で走り回つてゐて危ないなあと思ひながら見てゐた事が有つた。
ジェットバスの手摺りに掴まつて潜つたり、シャワーを掛けつこしたり。
まだ若い父親は何故かそれを笑つて見てゐた。
その内に男の子達は、だんだん大胆になつて浴槽に飛び込んだりし始めて、だんだん周りの目も険しくなり始めた。
すると、小柄なおぢいさんが若い父親の傍へ行つてかう言つた。
「あのな、あの一番端のカランの所にゐる人な、紋紋しよつとらんけどな、名の有る親分さんなんよ。」
若い父親は慌てて子供達を回収して風呂から上がつていきました。
あの時のおぢいさんはお元気だらうか。
俺もそんなぢいさんになりたい。