2ntブログ

帆を張るやうに胸を張れ

同性愛者のサラリーマンのblog

  • 01
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 03

乙女の祈り。

ハンドクリームをしつかりと塗つても、まだ、乾燥する気がするんだ、と言つたら、うちの女の子が、塗った所を手のひらで覆つて、体温でパックをするのだと教へてくれました。
確かに、あの若くて、柔らかくて、瑞々しい手で包んで貰つたら潤ひさうだなあ、と思ひました。

いや、自分の手でやるけどさ。

傷の手当て等の“手当て”は、実際に、手を患部に当てて、治癒を促す事に由来するのだと聞いた事が有る。
中学の同級生の女の子は、胸に手を当てて、

「大きくならないかなあ。」

なんて言つてゐたけれど、あれは、なかなか、可愛らしい仕草だつたなあ。
果たして、胸は大きくなつたのだらうか。
男はやらなかつたのかな。まあ、中学生で、ちんこの大きさを気にするやうな、大人つぽい気持ちを持つた奴がゐたのかどうか。
どちらかと言へば、毛の方に意識が行つてゐたやうな気がする。
俺は手足も、あそこも、ツルンツルンだつた。今もたいした事はないけどな。

さう言へば、あれは上から生へるのだらうか。下から生へるのだらうか。
俺は下からだつた気がする。
上も下も薄いから、定かではないのだけれど。

あ、上は“腋毛”の事ですよ。頭髪の話ではありません。

さう言えば、A沢が手袋を片方落としたと嘆いてゐた。
ラベンダー色の、手首に同じ色の大きなリボンが着いた手袋だ。彼女の小さな手に、とてもよく似合つてゐたから、見つかると良いなあ。
A沢は手袋を嵌める時に、神に祈りを捧げるやうに、胸の前でキュッと両手の指を組む。
その仕草も可憐で、大変に愛らしいのです。

手袋、プレゼントしようかなあ。







  1. 職場
  2. / トラックバック:0
  3. / コメント:0

NEW ENTRY  | BLOG TOP |  OLD ENTRY