2ntブログ

帆を張るやうに胸を張れ

同性愛者のサラリーマンのblog

  • 04
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • 06

星の流れる河で。

ベッドの上で俯く彼の背骨の突起を指で辿る。
真ん中辺りで堪へ切れぬやうに溜め息を吐く。

「俺は…」

「うん?」

俯いた顔を覗き込もうとすると、彼は逃れるやうに顔を背けた。

腋の下から手を入れて平らな胸を下から揉むやうに撫で上げる。
腰に勃起を押し付けてやると彼が小さく息を呑んだ。

「俺は…」

「うん。」

俺は黙つて指を進めた。彼が答へを出す前に彼を支配する為に。

迷ひも、躊躇ひも振り切り、一夜我を忘れて快楽に溺れる。
俺はその為に選ばれた道具なのだ。

「俺は…」

俺は顔を上げた彼の唇を塞いだ。


  1. 性欲
  2. / トラックバック:0
  3. / コメント:0

<<タイトルなし | BLOG TOP | タイトルなし>>

comment


 管理者にだけ表示を許可する
 

trackback