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帆を張るやうに胸を張れ

同性愛者のサラリーマンのblog

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いいふうふの日。

11月23日は、“いいふうふ”の日ださうです。

愛車での最後の旅に、俺は翼との旅を選びました。この先、ずつと思ひ出すなら、ナビシートに座る人も選ばないとね。

可愛い人を。

またしても、寒い季節には寒い所でせう、と言ふ翼に押し切られ、東北の温泉へ行つて参りました。宿泊先は、大きな旅館と言ふか小さなホテルと言ふか、翼がネットで探してきたホテルです。
小さいながらも風呂が充実していて、大浴場と部屋風呂、ロビーを抜けて中庭に向かふ途中に足湯も有りました。一泊なんだから、そんなに風呂ばかり種類が有つてもと思ふんだけど、かう云ふのは選べるのが良いらしいです。

可愛いですね。

俺がチェックインの手続きをしてゐる間に、荷物を放り出して、さつさと足湯を使ひに行つちまひましたからね。まつたく。

可愛いんです。
大事な事なので、二度言ひました。

翼の温泉好きも有つて、最近、温泉に慣れてきました。以前は苦手な方だつたんですけどね。俺、汗つかきだし、何度も入ると、却つて疲れるやうな気がして。
温泉の泉質や温度にも因るのだと云ふ事も判りました。合はない物も有るらしいです。

今では、なみなみと湯を湛へた湯槽や、たつぷりとした掛け流しの湯を見ると、入るのが楽しみだと感じるやうになりました。
翼と二人旅なら、疲れたら寝ちやへばいいし、気楽なもんです。

湯槽の縁に頭を預けて、やはらかな湯に手足を投げ出すと、体の隅々に澱のやうに溜まつた日々の疲れが溶け出してゆくやうです。
温泉宿へゆくと、原泉で茹でた卵や温泉を利用した料理が供される事がありますけれど、温泉で洗つたり茹でたりすると、美味しくなる物があるんですね。色々と。

外からも中からも、しつかりと温まつて、滑らかな手触り、舌触りになるんですよ。
まあ、それは、食事の後の“お楽しみ”な訳なのですけれど。






  1. 彼との事