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帆を張るやうに胸を張れ

同性愛者のサラリーマンのblog

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ヴァージン。6

弾力の有るゴムの輪が二重に嵌つたのやうなそこを散々に指で解し、力の抜けた足を肩に担ぎ上げる。
俺は漸く弛んだそこへ亀頭を押し当てた。

「ゆつくりと大きく息をしてごらん。」

俺はペニスを握つて、俺を見上げてゐる彼の体内に押し入つた。
うつかり力を抜くと、忽ち押し戻される初物の感触を楽しみながら亀頭を押し込むと、彼の形の良い眉が苦しげに寄せられる。指とは比べ物にならない物を受け入れる苦しさから逃れるやうに、彼は俺の首に腕を回して縋りついてきた。

「辛いか?」

耳元で囁くと彼は溜め息で答える。

汗の浮かぶ額に口付けると、それは燃えるやうに熱い頬とは対照的にすつかり冷えきつてゐた。
ゆつくりと抜き差ししながら根元までなんとか全部押し込み、薄い肩や滑らかな胸を撫でながら、握り締められてゐるやうな内部の緊張が解けるのを待つた。


続きます。


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