嫋やかに花を終へたる木蘭の庭へ散らばる小鳥の骸
夕方、帰り支度をしてゐる時に、強い地震が有つた。咄嗟に朋也に電話を入れると、思いの外しつかりした声が聞こえてきたのでホッとした。
駅からの帰り道に、大きな白木蓮の木が有るお宅が有るんだけど、地面に散つた白木蓮の花弁が、夕闇に仄白く浮かび上がり、まるで小鳥の骸のやうだつた。
駅からの帰り道に、大きな白木蓮の木が有るお宅が有るんだけど、地面に散つた白木蓮の花弁が、夕闇に仄白く浮かび上がり、まるで小鳥の骸のやうだつた。
- 2011/04/12(火) 14:02:43 |
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- 紫水紗子
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かなり痛ましい光景で、誰も彼もがそれを避けて通り過ぎていくのがさみしかったです。
わたしだって何ができたわけでもないのですが…
ちなみに白木蓮はわたしの通っていた高校の校花でございました。聖母の花だそうで。
朋也くんは、息子というのとはちょっとまた違ったかわいらしさでしょうかしらね。