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帆を張るやうに胸を張れ

同性愛者のサラリーマンのblog


今年の3.11。

今年は3年目と云ふ事で、昨年よりも当時の映像を流してゐるテレビ局が多いやうに思ひます。
先日、深夜番組で、チェルノブイリの被災者の、福島第一原発事故の被災者(東日本大震災の被災者とは言はなかつた。)へのコメントを聞いて、改めてショックを受けた。

「仮設住宅つて何ですか?」
「何故、3年も?」
「国は何もしないのですか?」

更に、子供達への健康へのフォローとケアに話が及ぶと、出演者は皆、顔を曇らせた。

日本だつて馬鹿ぢやない。
阪神大震災の後、あれだけ専門家が仮設は止めて、時間がかかつても恒久住宅を造るべきだと言つてゐたぢやないか。
テレビに出演するやうな医学博士や小児科医達が、少しでも福島県の子供達の被曝量を減らす為にと、県外避難を訴へたではないか。

それなのに、国は何をしてゐたのか。

放射能はブロックされ、コントロール出来てゐると嘘を吐いてオリンピックを誘致し、子供達の甲状腺の異常や、動植物の奇形は見て見ぬふり。
復興とは程遠い状態の避難区域への帰還を許可して、何かしたやうな気になつてゐる。

オリンピックなんぞ来てみろ。建築業者は皆そちらへ取られて、ますます仮設住宅からの脱出が遅れてしまふ。
オリンピックのメインスタジアムに使ふ国立競技場を、復興予算で改修しようとした事を考へると、呆れて物も言へない。

子供達の甲状腺異常(癌の疑ひを含む。)の数の多さを認めながら、原発との関連は否定するのも、避難区域への帰還を促すのも、ただ単に金が惜しいからではないのか。

安倍の言ふ、心の復興とは何なのか。
被災地で聖火リレー?

まさかな。



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