おふくろの味。
うちは親父が煩い事も有つて、一汁三菜、いや、一汁五菜くらゐは必ず食卓に並んでゐた。
特に汁物は、味噌汁、吸い物、スープと、料理によつて様々な種類の物が必ず付いた。
子供の頃は、さして気にせずに口にしてゐたけれど、一人暮しを始めて自分で食事を作るやうになつてから、無いと物足りないと言ふか、好んで汁物を添へるやうになつた。
これも“おふくろの味”なのかなあ。
ちなみにママンは、よく、豆腐の味噌汁を作つてくれたけれど、それは親父の好物であつて、俺の好物ではない。
特に汁物は、味噌汁、吸い物、スープと、料理によつて様々な種類の物が必ず付いた。
子供の頃は、さして気にせずに口にしてゐたけれど、一人暮しを始めて自分で食事を作るやうになつてから、無いと物足りないと言ふか、好んで汁物を添へるやうになつた。
これも“おふくろの味”なのかなあ。
ちなみにママンは、よく、豆腐の味噌汁を作つてくれたけれど、それは親父の好物であつて、俺の好物ではない。