初めての男。
コトを終へた後、腕枕でとり留めの無い話をしてゐると、うとうととし始めたので背中をぽんぽん叩いてみた。
途端に彼は唇を尖らせて抗議する。
「あのねえ、赤ちやんぢやないんだから。」
俺はあやすやうに背中を撫でながら、思はず弛みさうになる口許を抑へ、囁いてやつた。
「知つてる。赤ん坊はセックスなんかしないもんな。」
セックスと云ふ言葉に反応したのか、ぴくりと背中が震へた。
上手くやりおほせたと云ふ、達成感にも似た安堵感と、もう元には戻れないのだと云ふ、甘い感傷。
素肌が触れ合ふ場所から喜びと戸惑ひが伝はつてくる。
快楽に開き始めた体と好奇心とが欲望と溶け合つて、未熟ながらも快美を訴へてくる。
そして俺は拙い誘ひに乗る振りで、容赦無く喰ひ尽くす。
数年の後、彼は俺の事を、初めての男として懐かしく思ひ出すのだらうか。
それとも自分を弄んで捨てた男として、思ひ出したくもない記憶になつてゐるのだらうか。
途端に彼は唇を尖らせて抗議する。
「あのねえ、赤ちやんぢやないんだから。」
俺はあやすやうに背中を撫でながら、思はず弛みさうになる口許を抑へ、囁いてやつた。
「知つてる。赤ん坊はセックスなんかしないもんな。」
セックスと云ふ言葉に反応したのか、ぴくりと背中が震へた。
上手くやりおほせたと云ふ、達成感にも似た安堵感と、もう元には戻れないのだと云ふ、甘い感傷。
素肌が触れ合ふ場所から喜びと戸惑ひが伝はつてくる。
快楽に開き始めた体と好奇心とが欲望と溶け合つて、未熟ながらも快美を訴へてくる。
そして俺は拙い誘ひに乗る振りで、容赦無く喰ひ尽くす。
数年の後、彼は俺の事を、初めての男として懐かしく思ひ出すのだらうか。
それとも自分を弄んで捨てた男として、思ひ出したくもない記憶になつてゐるのだらうか。
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- 2011/08/14(日) 12:17:04 |
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書かずにおこうと思いましたが
- 2011/08/12(金) 18:58:39 |
- URL |
- 瑠衣
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そう仰る時点で、あなたの怒りを感じるようなことを俺は書いたんですね。
何の先入観もなく、この記事を観て嫌悪感を感じたのが自分だけだったというのが不思議です。
求めに応じて、それは後から付け足したんですか?
そのくらいで怒るようなことはしない、これも上から目線の言葉ですね。
俺がどう思うと俺の自由です。怒られる理由はありませんが?
恋愛関係にないのにやった、その後のことを考えましたか?
やっぱり無責任な行動かもしれませんね。
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- 2011/08/10(水) 08:30:50 |
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Senora.tへ。
厭味だとは思わないんだけど、なんだか怒られているみたいな(^_^;管理人のみ閲覧できます
- 2011/08/09(火) 21:47:58 |
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