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帆を張るやうに胸を張れ

同性愛者のサラリーマンのblog

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万年反抗期。

ママンに感謝してゐる事は星の数ほど有るけれど、その一つに食事の時の躾が有ります。
特に社会人になつてから周りの人によく言はれるんだけど、俺はゆつたりと、綺麗に物を食べるのださうです。

ところが、先日それをママンに言つたら、

「それなら、お父様に感謝なさい。」

と言はれました。
ママンが言ふには、食卓で一番厳しいのは親父だつたらしい。
さう言はれてみれば、幾つか思ひ出す事が有る。

例へば音を立てて食器を置かない。
コップやマグカップなんかを音を立てて置かうものなら、いかにも迷惑さうな、と言ふか、馬鹿にしたやうな目で見られたものだ。
それから、食事中にちよこちよこ口を拭かない。
俺は元々、身体の一部が汚れるのが苦手で、小さい頃も砂場で遊びながら、パタパタ手をはたいてゐたのをなんとなく覚へてゐる。食事中、神経質な仕草で口の端を拭ふ俺に、親父はかう言つた。

「男のくせに、ちまちまと口を拭くな。」

確か、中学生の頃だと思ふ。俺はそれ以来、口を拭くのは食後の一度きりになつた。
そしていつの間にか、口を汚さずに食事ができるやうになつてゐた。

考へてみると、他にも色々有るんだよなあ。
感謝、してます。

(´・ω・`)ぬう。
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