縺れあひ空の高みへ吸はれゆく蝶のやうなる吾と君とは
ホテルの浴衣を着せたまま、端から少しずつ捲ってはキスをする。
羞恥に潤む瞳が口惜しげに俺を睨む。此方も目だけで問い返せば、翼はあからさまに目を逸らした。
そうして唇に辿り着く頃には、焦れた子供の様になっていて、唇が重なるのと同時に細い腕が俺の首筋に絡んで引き寄せる。
きつく抱き締めるのに、夢の中で抱き合って居る様なもどかしさに泣きたくなる。
そこに居る事を確かめる様に、愛しい身体を隅々まで愛撫する。
絶頂へと駆け上ろうとする翼の身体を宥めて、ゆっくりと繋がる。
総てを解き放ってしまうには、長い夜は未だ始まったばかりだ。
羞恥に潤む瞳が口惜しげに俺を睨む。此方も目だけで問い返せば、翼はあからさまに目を逸らした。
そうして唇に辿り着く頃には、焦れた子供の様になっていて、唇が重なるのと同時に細い腕が俺の首筋に絡んで引き寄せる。
きつく抱き締めるのに、夢の中で抱き合って居る様なもどかしさに泣きたくなる。
そこに居る事を確かめる様に、愛しい身体を隅々まで愛撫する。
絶頂へと駆け上ろうとする翼の身体を宥めて、ゆっくりと繋がる。
総てを解き放ってしまうには、長い夜は未だ始まったばかりだ。