帆を張るやうに胸を張れ

姪つ子、流産してしまいました。

身心共に、順調な妊婦だつた筈なんだけど、出産予定日の１０日前くらゐから不正出血が始まり、病院へ行つてそのまま入院。
夜には流れてしまひました。

院長先生は流産の事実を告げた後、婿くんにベビー服を持つて来るやうに言つたさうです。
お別れの為に。

そして姪つ子には、

とても悲しいけれど、この子の運命です。
ママのせいでもパパのせいでもない。
この子の命が生まれた日から、この子の運命は始まつていたから。

と。

赤ん坊に婿くんが持つて来た可愛いベビー服を着せて、病室で親子３人で一晩を過ごしたさうです。
よく太つた可愛い女の子だつたさうです。

赤ん坊の事はよく判らないけど、こんな事つて有るのか。
とてもやりきれない。

院長先生はまた身体が整つて、綺麗な生理が来たら妊娠出来ますよと言つてくれて、姪つ子はそれがとても嬉しかつたさうです。

正直、これ書かないで、バックレちまはうかと思つてたんだけど、姪つ子の事を気に掛けてゐて下さる方がいらつしやつたので記事にしました。

逃げないで済みました。
ありがたう。