陸奥路。その二
久し振りに、布団の上で、えっちしました。
カーテンを開けたままで、雪見障子ごしの雪明かりとシーツの白さが幻想的な夜でした。
今日は福島に住む親友に会ひに行つてきました。
大学生の時に何度か泊めて貰つた親友の実家は、今は親友一家と親友のお母様が暮らしてゐます。
亡くなつた親友のお祖母さんの墓参りも、させて貰ひました。
山菜やきのこを使つた料理が上手で、酒の美味さもこの人に教へて貰ひました。
今は、この家では、きのこ料理は作りません。きのこは放射能の値が恐ろしく高いさうです。
大学時代は彼女がをらず、就職してからも結婚しない俺を、亡くなるまで心配してくれたお祖母さんに、こつそりカミングアウトしてきました。
親友も知らない、俺の秘密。