2ntブログ

帆を張るやうに胸を張れ

同性愛者のサラリーマンのblog


黒の下着で。

遂に、遂に、叶ひました。
画像はUP出来ないけれど。

長かつた。本当に長かつた。
変態と罵られても、ランジェリーショップへ、女性物の下着を買ひにゆく事になつても、諦めなくて良かつた。

黒いレースの下着に身を包んだ翼を見た時は、思はず身体が震へました。
思つた通り、とても似合ふ。
中性的な人が女性物の下着を身に着けてゐる図は、もちろん美しいけれど、一見して男と判る身体に張り付く黒のレースは、その場で襲ひ掛かりたくなる程にいやらしかつた。

どのくらゐ興奮したかと言ふと、昔、ある男の子を下着姿にして手足を縛り上げ、アイマスクを掛けさせてベッドに転がしてあるのを見た時以来の興奮でした。

翼はと言ふと、居心地悪さうに目を伏せ、両の手のひらは下腹と胸元を行つたり来たりしてゐる。
俺は翼の正面に立つて、翼の臍ぎりぎりに人差し指を近付けた。
翼の瞼がピクリと動いて睫毛が震へる。
人差し指をゆつくりと上げてゆくと、それを追ふやうに翼の視線も上がつていつた。
やがて、俺の指は翼の顎に辿り着き、それを掬ひ上げた。
俺の目を見つめる翼の瞳が不安と羞恥に揺れる。

この表情が堪らない。

自然に口元が弛み、それを見咎めるやうに、翼が眉根を寄せた。

「よく似合ふ。凄く綺麗だよ。」

俺がさう言ふと、翼の目元が更に険しくなつた。
総レースのガーターベルトは伸縮性が有るからまだ良いけれど、女物の小さなパンティと、黒のストッキングが窮屈だとしきりに訴へる。
俺は光沢の有るパンティに包まれた翼の尻と、肌の透けるストッキングの太股に手のひらを滑らせてみた。
初めは片手で、それから両手で、翼の下半身を撫で回す。
翼は俺の肩口に額を押し付け、俺の不躾な手のひらに必死に耐えてゐた。

俺は翼の前に跪いた。
目の前には、小さな布地に押さへつけられた翼の膨らみが有る。
その下には太股の白い肌があり、更にその下は、黒のストッキングに包まれた脚が、すんなりと伸びてゐる。

「足を開いて。」

俺は翼の目を見つめながら、さう命じた。
唇の動きを読み終へると、翼は俺から目を逸らして、そろそろと足を開いた。
俺は股間を覆ふ薄い布地に指を這はせてみた。中指と薬指を揃へて膨らみをなぞる。
暫くさうしてから膨らみの根元を指先でくいと押し込むと、翼は俺の肩に手をついて、小さく息を吐いた。
  1. 彼との事
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