油断大敵。
仕事中、パチンコ屋の喫煙所(※)で煙草を吸つてゐたら、同じく一服しに来た同僚に発見されてしまつた。
(※穴場なんですよ。パチンコはしてません。念の為。)
「なんだよ、もうギブアップか?でも、さう簡単に止められないよなあ。俺もかみさんに、煙草を止めろ止めろつて、口煩く言はれてるんだけどさあ。」
俺は曖昧に頷いて二本目に火を点けた。
元々喫煙の習慣を持たない社内の女の子達は、俺がまた煙草を吸ひ始めたのを知るや否や非難轟々。
処が、喫煙組の同僚が、俺に向かつて無駄な抵抗だの悪足掻きだのと言ひ始めると、それまで黙つて聞いてゐたA沢が口を挟んだ。
「でも、一度は禁煙に成功したのよ。ねえ?」
俺は強力な味方を得たと思ひ、A沢にもつと言つてとばかりにウンウン頷いて見せた。
A沢はそんな俺に力強く頷き返すと、
「全く禁煙出来ない人達よりずつと偉いわ。例へ一回きりだつて、短期間だつて、二度と無くたつて…」
すみません、俺が悪かつたです。もう勘弁して下さい(涙目)
(※穴場なんですよ。パチンコはしてません。念の為。)
「なんだよ、もうギブアップか?でも、さう簡単に止められないよなあ。俺もかみさんに、煙草を止めろ止めろつて、口煩く言はれてるんだけどさあ。」
俺は曖昧に頷いて二本目に火を点けた。
元々喫煙の習慣を持たない社内の女の子達は、俺がまた煙草を吸ひ始めたのを知るや否や非難轟々。
処が、喫煙組の同僚が、俺に向かつて無駄な抵抗だの悪足掻きだのと言ひ始めると、それまで黙つて聞いてゐたA沢が口を挟んだ。
「でも、一度は禁煙に成功したのよ。ねえ?」
俺は強力な味方を得たと思ひ、A沢にもつと言つてとばかりにウンウン頷いて見せた。
A沢はそんな俺に力強く頷き返すと、
「全く禁煙出来ない人達よりずつと偉いわ。例へ一回きりだつて、短期間だつて、二度と無くたつて…」
すみません、俺が悪かつたです。もう勘弁して下さい(涙目)