2ntブログ

帆を張るやうに胸を張れ

同性愛者のサラリーマンのblog


お疲れさまでした。

翼が帰って来た。
かなり楽しかったらしく、俺にも今度は一緒に行こうと言います。
今年は寒さが長く続いたせいも有って、低い山でも雪渓と言える程の雪が残っていたそうな。
駅まで迎へにゆき、食事は済ませたと言ふので真っ直ぐ帰って来ました。途中でコンビニに寄って、飲み物と煙草とゴムを買って然り気無くアピールするもスルー。それどころか、アイスを3種類も買わされてしまいました。
そんなにいつ食うんだよ。

家に着たら先ず風呂。死海の塩と薔薇の香りの入浴剤は、どちらも翼が持って来た物です。自然塩は身体が温ま
って疲れが取れ、肌が綺麗になるそうな。

風呂から上がってアイスを食べ、それからマッサージをしてやる事になりました。
ベッドにバスタオルを敷いて、翼を横たわらせます。身体に巻いたバスタオルを解いて腰に掛け、そのままガバッと行きたい気持ちをグッと堪えてベッドの足元へ。
手のひらにローションを取り、俯せになった翼の足首からマッサージを開始しました。
成る程、死海の塩の効果なのか、翼の肌はしっとり、艶々で、触っている俺の手のひらが気持ち良くなるくらいです。
リンパの流れを意識しながら等と雑誌の記事を参考に、両の手のひらを使って押し上げてゆきます。ギリギリ尻を覆うバスタオルの縁を見やりながらニヤニヤ笑う俺は、変態丸出しの表情なんだろうな。

指先に力を入れて薄く筋肉のついた太股を撫で回し、バスタオルに手を入れて手のひらで尻の膨らみをぐいぐい押すと、翼の口から気持ち良さそうな溜め息が洩れて、思わず目的を忘れそうになります。
さっきから元気いっぱいの息子を、翼の魅力的な谷間に押し付けたい気持ちをグッと堪えて背中のマッサージに移ります。背中から肩、首筋まで揉み解し、最後に身体を起こして整える様に軽くストレッチを施せば終わり。
ゴールは近いぞと自分を奮い起こしつつ息子を宥め、それでも我慢しきれずに白い背中やうなじにキスをしては翼に擽ったいと怒られながらも、俺は頑張ったんだ。

ところが、肩から首の付け根辺りで翼が動かなくなりました。

そう、寝落ちです。

あんまりだ。

でも、起こしたら可哀想だもの、俺は起こしたりしませんよ。
無抵抗な身体と云うのも、なかなか乙なもんだしな。

風邪をひかない様に肩をバスタオルでくるんで毛布を掛け、枕元にミネラルウォーターのボトルを置いて、そのまま寝かせておきました。
俺って優しいなぁ。
  1. 彼との事

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