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帆を張るやうに胸を張れ

同性愛者のサラリーマンのblog


ぢやないぢやないぢやないですか。

「とんでもございません。」

これは「とんでもない。」の“ない”を、“無い”と解釈して丁寧に“ございません”にしたものと思はれる。
“とんでもない”の“ない”は切り離せるものではないから、これだけを変化させる事は出来ない。

「申し訳ありません(ございません)。」

と云ふのも有るけれど、“申し訳ない”の“ない”は“無い”だから、こちらはそんなに可笑しくはないと思ふ。


これと似たやうな物に、

「〇〇ぢやないですか。」

が有る。
“ありませんか。”の“ありません”を“無い”と解釈しての“ないですか”だと思ふんだけど、これが結構、幅を利かせてゐて、人に因つては“ぢやないですか”の方が自然に聞こえるのではないだらうか。

酷いのになると、

「ないぢやないですか。」

とくる。

例へば、

「さうではありません。」

を、

「さうではない。」

とはやらないでせう。
その状態に“です”を付けてゐる事になるんだよう。
気持ち悪いだろ。

文法として成り立たないんだよね。
形容詞“ない”の終止形に“です”が付く事はないから。
言葉の語感も嫌なんだよね。押し付けがましくてさ。
本人は丁寧に言つてるつもりなんだらうけど、そんなのは敬語でもなんでもない。
“ありません”はどこから“ぢやない”になつてしまつたのだらうか。

「あるぢやありませんか。」が大変ならば、「ありますよね。」と言へばいいだらう。

俺も、知らない内に、使つてたりして。

そんなの有り得ないぢやないぢやないですかあ。
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