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帆を張るやうに胸を張れ

同性愛者のサラリーマンのblog


休暇果つ同じ車輌の同じ顔

広島へ行つたと言ふ同僚が、名物の“もみじ饅頭”を買つてきた。
俺は餡子のしか食べた事無かつたんだけど、種類が有るんだね、もみじ饅頭つて。
同僚が買つてきたのは五種類くらゐ入つてたかな。取り敢へずカスタードと抹茶を貰つたんだけど、よく見るとチーズクリームなんかも有つた。
余らないかなあとか思つてたけど、余りませんでしたよ、全く。

チーズクリーム食ひたかつた。

Twitterでブツブツ言つてたらフォロワーさんが教へてくれたんだけど、ご当地では揚げたてが食へるのださうだ。
伊勢の“赤福氷”もさうだけど、ご当地でしか食へないのつて、すげーそそられるよね。

他には福島の“白桃のクリーム大福”や、仙台の“ずんだ餅”が有りました。

広島と言ふと、今、『はだしのゲン』が世間を賑はせてをりますけれど、俺のゐるフロアでは“もみまん”と云ふ言葉が飛び交つてゐて、女の子達が眉を顰めてをります。

『はだしのゲン』は確かに貴重な戦争の記録だし、教育的な価値も高いと思ふのだけれど、松江市の言ふ事も判らなくはないんだよな。
ある程度は作品に触れる年齢を、大人が判断してやらなけれあならないと思ふ。

山口出身の同僚がゐるんだけど、小学生の低学年の時に広島へ社会科見学に行つて、原爆記念館を見学したさうだ。
当時の同僚の担任は、広島の原爆を知る事は日本国民の義務のやうな事を言つてゐたさうだけれど、同僚には原爆は恐怖として認知されてしまつた。
同僚だけでなく、同級生の中にも暫く恐い夢にうなされた子供がゐたさうだ。

そこら辺、もう少し、配慮してやれなかつたのかと思ふ。

どうして日本は、子供達に戦争の歴史を教へないのだらう。
事件や時間の経過ではなく、戦争の悲惨さや虚しさ、そして、巨大な暴力で在る事。
どうやつて人間が壊れていつたのか。
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