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帆を張るやうに胸を張れ

同性愛者のサラリーマンのblog


酒の上の不埒。

日本人は酒や酔つ払ひに寛容過ぎる。
いつまで経つても飲酒運転は無くならないし、酔つ払ひによる事件事故は枚挙に暇が無い。

酔つ払ひはみつともないとか、周りの人達に迷惑だとか云ふ感覚が薄いのか、或いは酔つ払つてゐるから仕方がないんだと自分に言ひ聞かせてゐるのか。

言ひ訳に使はれたら、さぞかし酒も迷惑だらう。
だいたい、酔つ払つた状態で、素面の他人に接するのは失礼なんだぞ。

ネットの上でもたまに見かけるけど、酔つてゐるから変な事を書きさう等と言ひ訳をする位なら、飲んでゐない時にでもまた出直せばいいんぢやないのか?
普通、酔つ払つて他人の家へ上がり込んだりするかよ。

俺が若い頃は酒が飲めなけれあ人付き合いが出来ないとか、上司の勧める酒は断れないとか、可笑しな論理がまかり通つてゐた。
今の若い人はきちんと断れるやうになつて、本当に頼もしい限りだ。
さう、酒は楽しく飲まなけれあね。

俺がまだルーキーだつた頃、ある上司が、

「後は若い人達だけで楽しんでおいで。」

と言つて、一万円札を幹事に渡して飲み会を中座して行つた。

痺れたねえ。

俺もいつかあんな大人になりたいと思つた。

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