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帆を張るやうに胸を張れ

同性愛者のサラリーマンのblog


何様、猫様。

雨龍の家の猫は雨龍が床に寝転がつてゐると、心配さうに頭や手を舐めたり、小さい声で鳴いたりするんだけど、俺が寝転がると背中に乗つかりやがります。
“内蔵破裂”を起こしさうです。

トイレの前で張つてゐて、出て来た処で、

「ウンコ垂れ。」

と声を掛けたら、俺の顔を睨み付け、物凄い勢ひで二階へ駆け上がつて行つたんだけど、その後リビングへ行つたら追ひ掛けて来て、俺が座らうとしてゐたソファーに飛び乗り、寝そべりやがりました。

顔を近付けて、

「歯つ欠けババア。」
(犬歯が欠けてゐる。)

と囁いて頭突きを喰らつた事も有ります。

逆に「可愛いね。」のアクセントで、「茶色いね。」と言ふと機嫌が良くなつたりします。
言葉自体は理解出来なくても、ニュアンスは伝はるやうです。

食ひ意地が張つてゐて、俺の顔を見ると餌を寄越せと鳴きます。
だから肥るんだと思ふんだけど、あげないとしつこく付き纏はれるばかりか、アキレス腱に食ひ付かれたりするので仕方無く餌を与へますが、水を入れ換へてやらうと横から手を出すと、唸られたりします。

突然目の前に転がつて、撫でる事を要求する事も有ります。歩いてゐる時、進行方向だつたりするととても危険なのですが、飼ひ主が可愛いとか言ひやがるからか、いい気になつてゐて止めません。

この家には“猫基金”と云ふ物が有り、猫の医療費等の経費は此処から賄はれます。俺も時々、強制的に、協力させられてゐます。
先日、歯周病治療及び抜歯の手術代の不足分を補ふ為に、臨時徴収が有りました。

もちろん、俺の猫ぢやないだろと云ふ意見は黙殺されました。

この家の者が家族旅行に出掛ける時には、俺が猫の餌やりやトイレの世話係になります。

覚へとけよ、呟いてみたりみなかつたり。


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