真夏の怪談。
朋也は田舎で伸び伸びと育つたせいか、生まれつきなのか、やや、天然気味な所が有る。
翼が来てゐる時、翼が朋也に俺の物真似(煙草を咥へてゐるのに、缶コーヒーを飲もうとしてしまつて慌ててゐる所とか。)をやつて見せてゐたんだけど、それを見た朋也が、似てると一頻り喜んだ後、
「翼さんて、本当に○○○さんの事好きですよね。」
俺は一瞬、咥へてゐた煙草を落としさうになつた。
心臓が縮み上がり、冷や汗が湧いてくる。
俺は朋也に気づかれないやうに、台所から二人の方を窺つた。
朋也の背中越しに、翼の穏やかな笑顔。翼は俺に気づくと、視線だけで頷いて見せた。
朋也の中には、疑ふどころか身近にセクシュアル・マイノリティーが暮らしてゐるなんて意識は無いんだらうな。
同性愛者や性同一性障碍、トランスジェンダー等、知識は有つても実際に知り合ふ事は滅多に無いだらう。
まあ、知らずに知り合ふ事は有るだらうけど。
いやあ、吃驚したあ(^ ^;
翼が来てゐる時、翼が朋也に俺の物真似(煙草を咥へてゐるのに、缶コーヒーを飲もうとしてしまつて慌ててゐる所とか。)をやつて見せてゐたんだけど、それを見た朋也が、似てると一頻り喜んだ後、
「翼さんて、本当に○○○さんの事好きですよね。」
俺は一瞬、咥へてゐた煙草を落としさうになつた。
心臓が縮み上がり、冷や汗が湧いてくる。
俺は朋也に気づかれないやうに、台所から二人の方を窺つた。
朋也の背中越しに、翼の穏やかな笑顔。翼は俺に気づくと、視線だけで頷いて見せた。
朋也の中には、疑ふどころか身近にセクシュアル・マイノリティーが暮らしてゐるなんて意識は無いんだらうな。
同性愛者や性同一性障碍、トランスジェンダー等、知識は有つても実際に知り合ふ事は滅多に無いだらう。
まあ、知らずに知り合ふ事は有るだらうけど。
いやあ、吃驚したあ(^ ^;