帆を張るやうに胸を張れ

健常者は障碍者に向かって、全く抗議をしてはいけないと云う事はありません。
例えば公共の乗り物の中で突然髪を触られるとか、腕を掴まれるとかされたとして、それが不快であったならば、きちんとそれを告げて下さい。

ただ、大声で怒鳴ったり、脅す様な事はしないで下さい。
それはその障碍者の為のみならず、常識だからです。

痴漢や窃盗に間違われる知的、情緒障碍者は確実に多くなっている。保護者の居ない所でトラブルになった場合、自分の状況を正確に伝えられないばかりか、助けを呼ぶ事も儘ならない。

健常者に出来る事は、そう云う障碍が有るのだと云う事を知る事と、もしかして、と云う気持ちを持つ事。
冷静に対処する事。

この世の中は健常者を基準に造られているので、周りのほぼ総ての条件は健常者の味方をする訳です。
だから障碍者の味方をするんです。