ものの芽や眠たい朝のカフェオーレ
今朝早くに戸口で誰かの声がした。
寝床の中で聞いてゐるとそれは朋也の声で、誰かに何やら謝つてゐるやうだつた。
起きてからボーッとしてゐる朋也に聞いてみたら、トイレに起きた朋也に気づいた大家さんの猫が、家に入れろと鳴いてゐたらしいのだけれど、朋也はまだ起きる時間ではなかつたので一度は無視しようとしたらしい。
すると大家さんの猫が怒つて鳴き続けたので、ドアを開けて謝つてゐたらしい。
朋也の謝罪に満足したのか、大家さんの猫はそのまま家へは上がらずに、何処かへ去つて行つたさうな。
大家さんの猫へ。
うちはあなたの愛人宅ではありません。
朋也へ。
猫に謝らなくていいから。それ、うちの猫ぢやないし。
寝床の中で聞いてゐるとそれは朋也の声で、誰かに何やら謝つてゐるやうだつた。
起きてからボーッとしてゐる朋也に聞いてみたら、トイレに起きた朋也に気づいた大家さんの猫が、家に入れろと鳴いてゐたらしいのだけれど、朋也はまだ起きる時間ではなかつたので一度は無視しようとしたらしい。
すると大家さんの猫が怒つて鳴き続けたので、ドアを開けて謝つてゐたらしい。
朋也の謝罪に満足したのか、大家さんの猫はそのまま家へは上がらずに、何処かへ去つて行つたさうな。
大家さんの猫へ。
うちはあなたの愛人宅ではありません。
朋也へ。
猫に謝らなくていいから。それ、うちの猫ぢやないし。