アッシーくん。
友達と出掛けてゐる翼から迎へに来いと云ふメールが来た。
翼の地元の友達と言ふと幼馴染みか聾学校の友達と云ふ事になる。
あの男と共通の友達も多い。
俺は一度着かけた白のポロシャツを脱いで、素肌に綿の黒いシャツを着た。
鏡を見ながら釦を多めに外す。
俺より若い翼の友達は当然若い。
くだらないと思ひつつ俺は若作りをする。
馬鹿らしいと思ひつつも、あの男への対抗心を抑へられない。
もう昔の事だと言ひながらも、声が掛かればいそいそと出掛けてゆく翼に対する、無言の抵抗なのかもしれない。
翼の地元の友達と言ふと幼馴染みか聾学校の友達と云ふ事になる。
あの男と共通の友達も多い。
俺は一度着かけた白のポロシャツを脱いで、素肌に綿の黒いシャツを着た。
鏡を見ながら釦を多めに外す。
俺より若い翼の友達は当然若い。
くだらないと思ひつつ俺は若作りをする。
馬鹿らしいと思ひつつも、あの男への対抗心を抑へられない。
もう昔の事だと言ひながらも、声が掛かればいそいそと出掛けてゆく翼に対する、無言の抵抗なのかもしれない。