水無月や通り雨ならなほ憎し
今宵は七夕の恋人達が、街のあちこちで抱き合つてゐるんだらうな。
かつての“七夕の恋人”であつた俺は、どうしても感傷的な気持ちになつてしまふ。
一年にたつた一度の逢瀬。
そのたつた一日に想ひ焦がれ、想ひを募らせて、互ひの指先の触れる一瞬に、その“生”を燃やす。
あの頃も今も、俺は幸せです。
あの頃も今も、愛してゐるから。
かつての“七夕の恋人”であつた俺は、どうしても感傷的な気持ちになつてしまふ。
一年にたつた一度の逢瀬。
そのたつた一日に想ひ焦がれ、想ひを募らせて、互ひの指先の触れる一瞬に、その“生”を燃やす。
あの頃も今も、俺は幸せです。
あの頃も今も、愛してゐるから。