2ntブログ

帆を張るやうに胸を張れ

同性愛者のサラリーマンのblog


福島の子供逹。

福島で原発事故が起こつたあの日、浪江町から約30km先の市町村へ避難した人逹の中には、当事原発で働いてゐた作業員逹もゐた。
彼等はその後、会社の命令で内部被曝の検査を受けたのだけれど、目を疑ふやうな数値が出たのだと言ふ。

確かに彼等は、事故当事原発にゐたけれど、事故後、収束作業等に戻つた訳ではない。

それでは、何故。

それに気付いた作業員は、当事自分が避難してゐた避難所や一緒に避難してゐた人逹に、至急、内部被曝の検査を受けるやうにと訴へたのだと言ふ。

テレビを観てゐて血の気が退く思ひがした。原発の作業員逹の被曝が原発での作業中のものではないと云ふ事は、一緒に避難してゐた人逹にも同じやうな値が出るのではないだらうか。

さう思つてゐた側から子供逹への内部被曝が見つかつてしまつた。
政府が今やるべき事は規制の解除ではなく、より精度の高い、人や物や土地の放射能検査や除染作業だらう。
先の国連の会議で日本は原発の収束を年内に等と寝惚けた発言をしてゐたけれど、日本の原発への余りの無知、無理解を晒しただけなんぢやねえか。

東電のお偉いさん逹は、自分の子供や孫逹を海外にでも避難させるのだらうか。それとも自分逹の、欲得塗れの人生の道連れにするのだらうか。
子供逹や若い母親逹にやがて降り掛かる苦悩を、誰が支へてやるのだらうか。

は?電気代の値上げ?
もちろん冗談だよな。


  1. 日常
  2. / トラックバック:0
  3. / コメント:2

NEW ENTRY  | BLOG TOP |  OLD ENTRY