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帆を張るやうに胸を張れ

同性愛者のサラリーマンのblog


同じ空の下。

某中学校の授業を見学する機会が有りました。
3年生の社会科なんだけど、法の下の男女平等についての授業でした。

“男女雇用機会均等法”や男女の賃金の格差の話、先生が生徒の家庭での男女(主に父母。)の役割について質問したりと、教科書通りに授業は進んでゆきます。
俺は“男女雇用機会均等法”なんか中学でやつたかなあと思ひながら聞いてゐたんだけど、高校では社会科の先生がアカ…いや、左…いや、平等思想の人だつたので、かなり熱く語つてたなあなんて思ひ出してゐたりなんかして、なんとなく懐かしい気持ちになつてゐました。

最近、漸く“専業主夫”や“イクメン”と云ふ言葉が世間に浸透してきましたけれど、それでも未だに男性社員が育児休暇を取ると肩身の狭い思ひをしたり、育児や家事を受け持つ事が情けない事のやうに言はれてしまひます。
でも、俺が子供の頃は、そんな言葉すら無かつたから、少しずつでも前進はしてゐるんだらうなあ。

それにしても、面白いと言ふか驚いたのは、先生がクラス全員に、仕事と家事・育児のどちらをやりたいかと聞いたら、数名を残してクラスのほぼ全員が、仕事と答へた事です。
この子達が結婚したり、子供を持つやうになる頃は、どんな世の中になつてゐるのだらうかと、そこはかとなく不安になるやうな一日でした。






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